コロナ禍で延び延びになっていた統合医療勉強会をやっと開催することができました。私は愛知県統合医療推進議員連盟の事務局長を務めており、本日は司会進行を担当いたしました。講師として、農林水産省 農業環境対策課 課長補佐の大山兼広様と参議院議員 橋本聖子先生をお迎えして、議員連盟に所属する愛知県議会と名古屋市会の議員とMOAの皆様、県担当部局の職員が参加しました。
始めに大山様から「緑の食料システム戦略と有機農業の取組の拡大に向けた施策などの動向」について、講演を受けました。『緑の食料システム戦略』では、2050年までに、「CO2ゼロミッション化、化学農薬の使用量を50%低減、化学肥料の使用量を30%低減、有機農業の組織面積の割合を25%(100万ha)に拡大」等の目標を立てて取り組みを行うとしています。
橋本聖子先生からは、最初に昨年開催された東京オリンピック・パラリンピックの舞台裏の貴重なお話を伺いました。その後「統合医療進捗状況について」及び「統合医療の社会モデル、心身ともに健康なまちづくり法案成立に向けて」をテーマに、ご自身がアスリートであった経験から、統合医療とアスリートを結びつけていくかという貴重なお話を伺うことができました。
最後の質問では誰も手が上がらなかったので、私から有機野菜について質問しました。「保護者から給食に有機野菜を使ってほしいとの要望があり、どのように対応したらよいか。」と質問しました。千葉県内の市で学校給食に有機野菜を使っているところがあり、高いコストに対して市からの予算が投入されているそうです。ぜひ、一度視察に伺って財政を調査したいと思いました。
橋本先生には田中県議より、サイバーテロ対策を今後のアジア・アジアパラ競技大会にどのように活かすべきかということと、10歳までのゴールデンエイジの子どもたちを教育現場とどのように連携を取り育てていくか、という質問されました。日本は東京オリンピック・パラリンピックで、サイバーテロ事件をしっかり防いだこと、そのノウハウを継承してくと答えられました。
また10歳までに、運動・食事・睡眠をしっかり取ることで骨密度が成長し、将来活躍できる選手へとつながっていくため、文科省と連携を取ってアスリート養成を進めたいと話されました。東京オリ・パラ大会では、特に女性に特化したアスリート専門の医療チームを立ち上げ、医学的分析に力を入れたそうです。アジア・パラ大会では会長に橋本先生がご就任されたとのこと。益々楽しみです。